認知症・予備軍あわせて860万人

カテゴリー: コラム / 2014 年 7月 13 日
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 テレビ、新聞でご存知の方も多いでしょうが、認知症で行方不明になっていた高齢者が7年ぶりに発見されたというニュースが大きな反響を呼んでいます。7年も分からなかったということも驚きですが、同じよう方が全国で多数おられることに最初は信じられない思いでした。厚生労働省によれば2012年時点で全国に462万人の認知症の高齢者がいると推定されていますが、これ以外にも軽度認知症と呼ばれる予備軍が約400万人いるということです。あわせると860万人ですから、日本全国で見ると、約15人に1人が認知症及びその疑いがあるということになります。皆さんの隣近所にもごく普通に認知症の方がおられるわけです。

 あきらかに問題行動があるケースは周囲も対応がしやすいのですが、軽度の場合はなかなか分かりづらいこともあります。ただ、今はだれもが発症する可能性のあるごく普通の病気になっています。昔のような先入観を持って接するのではなく、「これも病気」だという認識で接するように心したいものです。家族はもちろんですが地域社会全体で認知症に関心を持っておいてほしいものです。(2014.7.13)          


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